ご存知『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者 山田 真哉氏の第2段。さおだけ・・・もそうだったが、こちらも会計入門者向けでより分かりやすく書かれている印象でした。1時間で読みきれる構成との事だが私も1時間切る位で読み終えた。
雑学的な意味合いを兼ねれば内容はおもしろい。web2.0を用いた数字の効果的な使い方には、なるほどと感心した。
この数字のマジック(?)は、店舗経営には不可欠な知識で結果的に同じサービスだとしても、お客様の興味や有難みに差がでる事が分かった。今後は店でも応用していこう思っているので、細かなからくりは割愛します。というかお客様には知らないでいてほしい
表題の「食い逃げされても・・・」は、食い逃げされない為にバイトを雇うか雇わないかという損失とコストの関係で、心情的には食い逃げは許せないが数字でみれば明らかにどちらが得か分かるでしょっと言う事でした。もちろん極論だが経営者としては食い逃げを選ばなければならない事が少しやり切れない
山田氏の作品は女子大生会計士のシリーズも何冊か読んだが、難しい会計について本当に分かり易く書かれている。これらを読んだからって直ぐに決算書や損益計算書が読める様になる訳ではないが数字嫌いな方が取っ掛かりとして読むにはおすすめである。
ちなみに女子大生会計士のシリーズは会計が主点に書かれているからかオチがやや安易な内容が多い。ミステリー好きにはおすすめできません。(笑)
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