業績の落ち込んだ小売ベンチャーが、やる気のある若い社員を選抜して不振店の改革に乗り出した。店舗再生の葛藤を描くドキュメント。
業績の踊り場に差しかかった小売ベンチャーが、ある日、社長の決断で「店舗改善プロジェクト」を発足。やる気に満ちた若い社員を選抜し、不振店の改革に乗り出した。店舗スタッフのモチベーション向上、販促手法の見直し、接客サービスの改善などをとおして店舗を再生させるまでの経緯と葛藤をドキュメントタッチで描く。
お店が繁盛する為には、新規のお客様にご来店頂く→リピータになって頂く。正にこれの繰り返しである。
言葉にすると単純だが、当然奥は深い。
改善プロジェクトに選ばれた社員達はほとんどが20代と若い。
長村社長がチームの選抜で考慮したのは技術や経験で無く、やる気と愛社精神であった。
それらがあればいかなる困難も乗り越えられるはずと・・・。
選抜された社員は思考錯誤しながらも徐々に自分達なりの手段を覚え、次々と店舗を改善していく。
しかし、そこにウルトラCは無い。
彼らがやっていたのは地道に市場や競合店の調査をしたり、効率的にビラをまき、また接客のスキルアップを図る等の当然といえば当然の事ばかりである。
土台をしっかりと固める事で売上を伸ばす良い例である。
彼らの中の一人が、当時を振り返って言っていました。
「最初は何も分からなくて、今思うと無駄な事もたくさんしました。でも、その無駄があったからこそ今があると思う」
私もそう思います。
失敗してもそれを次に生かせばそれは無駄ではないと。
本当に無駄な事は、何もしないで時間が過ぎるのを待ってる事だと。
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